人生感が変る宿「ここから」

なんともヘンな名前の宿です。

新幹線の福山駅から鞆鉄バスで30分。
鞆の浦の渡船場から船で仙酔島へわたります。
船を待っている間、今船まってるところですから、もうちょっとでつきますと宿へ連絡。

おーきたきた。

鞆の浦から仙酔島までは、往復240円。切符をおっちゃんに渡すと切符を回収されてしまいます。
へ?往復だから、半券返してくれないの?
「仙酔島にわたったら、この船で帰ってくるしかないから、帰りの切符はいらんのよ」
にゃるほど。

おー

なんちゅー穏やかな海なんだ、瀬戸内海つな波がないというのは本当なのね。

なんとなく悲しくなってみる。


見えてきました、仙酔島。

なんか嬉しくなってみたり。

接岸したところから、ホテルのロビーまでは5分くらい。
ウィーンと自動ドアが開き…
あらー、女性の方が三つ指ついてお出迎え。
確か「お帰りなさいませ」といわれた気がします。
あら、そんなタイソなことされんでもいいですよ、ボクカスみたいな人間ですから…と小心者の私は恐縮しまくりです。

お出迎えしてくれた女性に促され、テーブルにつき、チェックインの手続きともろもろの説明を受けます。ちょっとしたイントネーションの違いにワクワクしてしまうボクは西日本系の言葉に弱いのです。
お出迎えしてくれた女性は、キリッとした感じの凛とした女性というイメージ、後で若女将と判明しました。

到着した時間が遅かったんで、ささっと内風呂(内風呂ついとります)でシャワー浴びて、食事する場所、洗心の間へ向かいます。
洗心の間はホテルとは別の建物なので、浴衣に着替えて雪駄を履いててくてくと5分…かかんないかな。
↓この砂浜が終わった辺りにあります。


食事は「ヘルシーミニ会席」を頼みました。

おう、鍋に昆布が入ってる。この昆布厚いなー。
昆布がつかっている水を舐めてみると、いいかんじに昆布のダシが効いています。
こりゃ朝から水の状態で昆布仕込んでますな。(エライ!

もずくとか、蒟蒻の刺身とか。
もずくと、小魚の煮てあるのうめー(涙目


この野菜をシャブシャブにしていただきます。
野菜大好きな私はとっても満足です。

が…
野菜とはいえ、あなどってはいけません。
ものすごく量が多く、最終的に私は残しました。
真中ちょっと下に見える茶色い物体は、ナマキクラゲだそうです。初めてくいましたがコリコリしてていいもんですな。


うぉ!奥にみえるのはテンプラが配膳されてきたザルですが、テンプラ全体の写真とってないす。
写真に写っているのはプチトマトのテンプラ。
噛むとプチュっとトマトがはじけます。他にはキス(だったかな?)と野菜のテンプラがあったような…
その下にあるのが、島で作っている豆腐。
大豆の味が濃厚です。
この豆腐を、島で作っている天日塩という塩で食べてみてください。というので食べてみました。
さっぱりした感じがしていいもんです。


五穀米と、味噌汁。
この味噌汁、根菜がたっぷり入っておいしいんですが、もうお腹いっぱい、無理よ無理ー!


お食事の途中和太鼓の演奏があります。
先ほどチェックインの時お世話になった若女将も叩きます。
太鼓ってな、ちょっとバカにしてましたが、叩く姿と掛け声がカッコいいもんすな、ハラに響く振動もなんとも心地いいです。

食事の最後はデザート。
写真がないですが、抹茶の寒天寄せと、オレンジとスイカ。サッパリしたもので助かりました。
もうお腹はちきれんばかりです。

配膳してくれた女性にお礼を伝え席を立ちます。
洗心の間の玄関で、ろうそくに火をともした提灯をいただきました。
なんとなく感動。
帰りの途中、調理をしてくださったと思われる板さんに遭遇
深々とアタマを下げて「ありがとうございました」といわれるものですから、
あ、いえ、こちらこそ、ありがとうございました。とドキマギ。

先ほどの砂浜なんかまったり歩いていると…

おぉ!
オマエは狸か?
尻尾短いな!

ホテルへ戻ってきて、エレベーターからロビーを望みます。
奥に見える赤い椅子でチェックインの手続きを取りました。


その赤い椅子の場所の奥に、図書室があります。

うーん…
まったりできそう。

そしていきなり翌朝!

部屋からの風景が、もう絶景すぎる。


外のテラスで朝食を取ります(室内を希望すれば、室内で取れます)
お弁当みたいな正方形のハコを開くと↓


しばらくするとお粥が入った土鍋が配膳されます。


そしてもうちょっと待つと、炭火で焼かれたアジの干物が配膳されます。
ぬぉー、うめー、アジうめー、絶叫。
日本人に産まれてよかったことを感謝せずにはいられん食事です。


ハラ膨れたんで、ちょっと散策。目的地は五色岩。
チェックインしたときに、散策コースの地図を元に散策してみます。


もらった地図に「太古への入り口、もののけ姫に出てきそうな幻想的な〜」と書いてあります。

まさに、そんな感じ。
上の写真では、その幻想的な感じが伝えきれていません。

木漏れ日がちょっと綺麗だったもんで、撮ってみた。

涼しげー

途中森が途切れ、海が見えます。

絶景。

そして彦浦海岸。
紅の豚に出てきそうな砂浜。
水はエメラルドグリーン。


こっちの写真の方が紅の豚っぽいかな。

結局五色岩への道は台風で破壊されており、通行止め。
五色に光る岩を見るには、船にのっていくしかないようです。

ホテルへ戻ってきて、汗かいたんで大浴場へ。

これもまた絶景。

チェックアウトの際には、若女将が背中で火打ち石をカチッカチッっとやってくれます。
そして姿が見えなくなくまで頭を下げていてもらえます。

ウェブサイトに載っていない情報としたらこれくらいかな。
人生感が変る宿「ここから」

宿の名前は”人生感が変る宿「ここから」”ですが、その実態はニュー錦水ホテルです。
建物は古く、設備は近代的ではありません(キッパリ
絶対的な従業員の数が不足しているためか、掃除が行き届いていない部分もあります。
でもね、でもね。
オレ毎年行くと思うよ!

ちょっと真面目に。
人生感を変える、というその無茶とも思える壮大なコンセプト。一見そのコンセプトは強いものに見えるけれど、それを実行に移すとこうも細かいことに細分化していくのか、という印象をもった。
従業員の方々の働きをみていて、そのコンセプトに向かっていく姿勢は確かに他人の人生感をかえる力をもっていたように思える。

2008.07.17 | Comments(0) | Trackback(0) | 旅行

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